最後の夏
お陰様で3回目のブログです。
今日はちょっと訳があって、お昼からお店を閉めさせて頂き、どうしても行きたかったあるところに行ってきました。
そう、それは滋賀県内にある某野球場です。
しかも、母校とは違う高校の応援に(もちろん、東大津の球児も応援しています!)
というのも、今日が以前からお身体を診させて頂いてる高校球児の初戦だったのです。
始めて彼と会ったのはまだ入学したばかりの一年生の時でした。
その時は身体も小さく、ヒョロっとしていました。
ケガ続きで、自信も失われており、その時は「自分のポジションは上手い人ばっかりで。」みたいなネガティブなことばかり言っていました。
それからケガも癒え、しばらく会っていなかったのですが、この前久しぶりにお会いして驚きました。
まず、身体が二回りくらい大きくなり、表情も明るく、精悍な顔つきになっていました。
話を伺うと、念願だったポジションを取れ、調子も良いとのことでした。
そういえば、ライオンの群れで一番強い雄はテストステロンが分泌され鬣(たてがみ)も黒々とするらしいのですが、正にそんな感じでした。
腰が痛いとのことで、大事な大会まで何度か施術をさせて頂いていたのですが、痛みも治まり万全の状態で今日を迎えて頂いたと思います。
試合は終始リードされる厳しい展開でしたが、最終回ツーアウト満塁で何の運命か彼に打席が回ってきました。
粘って、粘って、フルカウントからの六球目。
「カキーン!!」
と彼のフルスイングはボールの真芯を捉え右方向へ。
その瞬間、球場全体に歓声が湧きました!!!
しかし、、、
結果はセカンドライナーでゲームセット。
惜しくも負けてしまいました。
一瞬うつむいた後、すぐに走って整列する彼の健気な姿に、なぜか自分がプレーをしている訳でもないのに涙が出ました。
本当に最近は涙腺がバカになっていてかないません。
大会前に、卒業後の話を彼に聞いていたのですが、なんと理学療法士を目指すそうです(私の影響かどうかは知りませんが、、、)。
負けはしましたが、若い子達の悲しいニュースが多い昨今、球児の爽やかさと潔さにはこちらが元気を頂きました。
あ、そういえば私も実は専門学生時代野球部に所属していました。
と言っても、私の引退は最後の大会の日をエースが間違え、旅行に行ってしまうという最悪な結末。
それを思い出し、今日の試合とのあまりのレベルの違いに涙が出ました。
さ、球児に負けないよう明日からも頑張ろう。