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てんかん発作が出なくなった女の子のお話

2018年2月14日

寒い日が続きますね。

 

こういう寒い日が続くと、うちのところてん（愛犬）は必ず『ど根性ガエル』スタイルをご所望されます。

 

これに関しては、周りの方からも（あくまで犬が）可愛いと評判なので、個人的には気に入っているのですが、

唯一失敗したのは、こんなに寒いのに買った服がノースリーブだったってこと、、、

やっぱり、半額には理由がありました。。。

 

ま、そんなことより、

今日は12月に来られた

てんかん発作の女の子の話

を書かせて下さい。

 

その子は9ヶ月の女の子で、

1日30回から40回てんかん発作がある

とのことで来られました。

 

出産自体は自然分娩だったのですが、低酸素で新生児仮死だったそうです。

 

抱っこをさせて頂いたら、ちょっと顔が浮腫んでおり、すぐに痙攣の発作が起きました。

 

お身体は首の付け根が硬く、硬膜という背骨の「芯」にあたる膜がカチカチでした。

 

僕らの脳というのは神経という電線に電気信号を送ることで、身体を動かす命令を出したり、色んな情報を流しています。

 

てんかんというのは、言うなれば脳の中で一斉に信号が流れてしまったり、信号が乱反射してしまって、発作的に痙攣などの症状が出てしまう病気です。

 

で、あくまで僕の見立てなのですが、

このお子さんは、

頭からの神経の出口である首の付け根を中心に硬膜が硬いために脳からの電気信号が上手く首から下に届かず、

頭の中で電気信号が乱反射してしまって発作が出るのではないか

と考えました。

 

また、首が詰まることで液体が流れにくくなり、浮腫みやすいのかなと。

そこで、抱っこしながら首の付け根を中心に硬膜を緩めたところ、

堰を切ったかの様に、凄い勢いで泣き出されました。

 

これには、お母さんとおばあちゃんが驚かれ、

「こんなに大きな声で泣いたことは今まで2回しかないんです。」

とのこと。

 

施術後は顔の浮腫みもマシになり、

その時点では発作が出ていませんでした。

 

その日は自分の見立てを説明し、帰って頂いたのですが、

一ヶ月後、お越し頂いたら、

あの次の日から発作が半分になり、

一ヶ月後には発作が出なくなったとのこと。

 

顔の浮腫みもマシになり、パッチリ二重になられていました。

そして、あれからは大声で泣く様になったとのこと。

 

「泣く」というのは、

赤ちゃんにとっては貴重な自己表現の手段&呼吸器系や腹筋への刺激が大きく、

個人的に凄く重要視しているところなので、

心の中でガッツポーズしていました。

 

そして、今日。

最初にお越し頂いてから約二ヶ月が経過しましたが、

今のところ発作は出ておらず、

指先の動きも見られる様になり、

ご家族と一緒に喜んでいました。

 

そして、先程お母さんから、

病院の理学療法士さんにも

「体幹がしっかりしてきている。」

と褒められたとの連絡を頂きました。

 

本当に、今後出来ることが増えていくことが楽しみで仕方ありません。

 

ただ、

同じてんかん発作の症状でも色々な原因がありますので、当然全ての方がこの方の様になる訳ではありません。

 

また、前から病院でのリハビリなども併用されているので、僕がどうこうではないかも知れないのですが、、、

 

てんかん発作で悩まれている方も沢山おられますし、

「そういう方たちの希望になれば」

とご家族のご好意でこの様に書かせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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