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罪について

2018年7月14日

先日、非常に神道や祝詞に詳しい方とお会いしました。

表に出たくない方なので、個人名は差し控えさせて頂きますが、
その中で神道における「罪」の話を教えてもらいました。

これが色んなことに通じると思ったので、今日はそんなことをご紹介させて頂きます。

ご存知の方も多いかと思いますが、
大祓祝詞の中に
『あまつつみ・くにつつみ』
という神道における罪の概念が記されています。

「あまつつみとは、あはなちみぞうめひはなちしきまきくしさしいけはぎさかはぎくそへ〜」
と普通に読んでもサッパリわからないことが書かれています。

その方曰く、ここに出てくる
みぞうめとは、
自分の天命でない他人の天命を欲しくなること

ひはなちとは、
ヒ(霊)を消耗すること、他人の悪口を言ったり、聞いたりすること。
オーバーワーク、過度のセックス、欠乏感なども。

しきまきとは、
スイカの畑にきゅうりの種をまく様なこと。
不適合な思想信条に染まること。

などなど、解説して下さりました。

その後の
「くしさしいけはぎさかはぎくそへ」
は聞くのを忘れてしまったのですが、

この様に、僕らの身近にあることも「罪」という中々強烈な表現方法で書かれています。

正直、耳が痛い（笑）

でも、その全ての罪の根っこは、最初に書いてある
「あはなち」
だそうです。

あはなちとは、
「あ」→自分であり、自分の天命

「はなち」→放棄すること。

つまり、「あはなち」とは
「自分を見失うこと」
「自分の天命を放棄すること」
だそうです。

天命とかいうと、難しいですが、
要は本当は誰しも
自分の人生をどう生きたいのか？
どうありたいのか？
の答えは
自分の中にある
ということだと思います。

それは本当にシンプルなことで、

それさえ見失わなければ凄く楽に生きれるはずです。

でも、その自分を見ずに他のものを見るから、
他人と比べたり、
他人に答えを求めたり、
自分の価値観との違いをストレスに感じたり、
誰かを批評・批判したり
悪口を言ったり、
洗脳されたり、
してしまう。

だから、
自分（の天命）に集中すると、他の罪は犯さない。
と祝詞では教えてくれているそうです。

しんどいなと思った時こそ、
「あはなち」
してないかな？
と自分を俯瞰してみてみる。

色んな人がいて、

色んなことが起こるけど、

それを理解する努力をして、

色んな葛藤をしながら受けいれて、

その全てが自分と向き合う作業で、

結局は自分の器を広げてくれるギフトなのだと思えば、

この世は結構ステキなことで溢れている。

そんな余裕が必要だなと改めて思う今日この頃。

もちろん、これには色んな解釈があり、実際ウィキペディアには違う解釈が載っています。

でも、僕はこちらの方がしっくり来ましたので、
大罪人の僕ではありますが、ご紹介させて頂きました。

 

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