ホロソフィー施術院 奏- kanade-

この前、来られた親子のお話

2018年8月6日

一昨日の夕方、庭の水やりをしていたら、
「ちょっと良いですか？」
と若いお子さん連れのお母さんに声をかけられました。

凄いきれいな目をしたお子さんで、一瞬で惹きこまれました。

でも、お母さんは不安で一杯という感じで、話出されてすぐ泣き出されました。

ちょっと深刻だと思ったので、中に入って頂きお話を伺っていると、
そのお子さんは珍しいご病気で、最近その診断がついた。
とのことでした。

でも、そのお子さんの目は本当にキラキラしていて、とてもご病気があるとは思えませんでした。

話を伺っていると、
「障害が残るかも知れない。」
「治療が辛くてかわいそう。」
「他の子と同じ様に生んであげたかった。」
という色んな思いを語って下さい、
その目は涙で溢れていました。

お母さんの想いが伝わってきて、
どちらかというとお母さんが自分自身を責めているという印象でした。

でも、本当に障害があること、
病気があることがかわいそうなことなんでしょうか？

寧ろ、僕には生まれつきそれをわかった上で生まれてくるチャレンジャーにしか思えないんです。

最近、僕の個人的な興味はうちに来られる胎内記憶のあるお子さんにお話を伺うことなんですが、
面白いのはみんな口を揃えて
「お母さんのために生まれてきた。」
と言います。

たまに、
「地球のために生まれてきた。」
というスケールのデカいやつもいますが（笑）

ということは、前にもそんなことも書きましたが、

その子のその状態はお母さんの学びのためかも知れません。

すると、そこに良い悪いとかの価値観は存在せず、
きっとそのお母さんとその子にはそれを乗り越えれるだけの器があるから、

その様に生まれてきたんだろうなと思います。

「他の子と同じように生んであげたかった。」
というのも、ある意味偏った価値観です。

そんなことより、オンリーワンであるその子自身を見たら、
こんなに惹きこまれる目をしたお子さんは中々お目にかかれません。

だから、まずそこの視点が大切なんじゃないかな？
と思いました。

そして何より、
命懸けでその子を生んだのに、
なんでその後まで自分を責めるの？
って思います。

きっと今までも色々あったと思います。

生まれてきたお子さんが自分の想像以上だった場合、誰だって不安になると思います。

そして、きっとこれからも今まで以上に色んなことがあると思います。

きっと一生懸命なお母さんであればあるほど、その都度一生懸命向き合われて、
辛い思いや、
大変な思いもされると思います。

でも、そうやって、どんなことに対してもきちんと向き合って、一生懸命生きてきた。

そんな自分を責めたって誰も浮かばれません。

それより、そんな自分自身を、まずは自分で誇りに思わないと。

胎内記憶のあるお子さんのお話を伺っていると、
どのお母さんに生まれるか？
何年何月何日に生まれるか？
兄弟は何人で生まれるか？
どんな顔で、どんな身体で生まれるか？
まで、あちらで相談してから来るそうです。

ということは、そんなこと僕らなんかがわかったり、調整したり出来る様な代物ではないなと思います（笑）

唯一出来るとしたら、
自分を選んでくれたお子さんと一生懸命向き合って、
自分自身と向き合って、
そして、
その自分自身を認めて、愛して、誇りに思うこと。

それが結局一番お子さんのためなんじゃないかな？
と思います。

みたいなことを喋っていたら、少し落ち着かれたので、その日はお帰り頂きました。

僕らに出来ることは、
病気を治すことではありません。

その人の身体のベストを尽くせる様にお手伝いして、
そこと向き合っていくことじゃないかと思っています。

いつも色んな方に支えてもらって生かされている僕なので、
こういう方にお会いすると、
大したことは出来ませんが、