「将来は何がしたい?」という問いかけについて
最近来られた高校生の男の子に
「何かしたいけど、自分にはしたいことがない。」
と言われました。
何だかそれを聞いていて違和感を感じてしまいましたので、今日はそんなことを書かせて頂きます。
そもそも、
「何かしたい。」
と
「したいことがない。」
という言葉は矛盾しています(笑)
で、聞いていると、
「周り(特に親)から何かしたいことないの?
と執拗に聞かれる。
だから、
何かしたいことを探さないといけない
と思っている。」
ということがわかりました。
そういえば、
僕も物心ついた時から、周りの大人に
「将来は何がしたい?」
と聞かれていました。
幼稚園の時には
「土日がお休みの仕事。」
と答えて
「現実的!」
と周りの大人に笑われました。
小学校は
「総理大臣。」
と言って先生に微笑まれました。
中学校で
「総理大臣。」
と言うと、鼻で笑われました。
高校では
総理大臣になりたいとも思わなくなっており、
自分の学力や体力から
「安定していて、自分でもなれそうなお仕事。」
を探していました。
書いてて悲しくなってきますが、、、(笑)
こんな人多いんじゃないでしょうか?
なんで、こんな風になったんだろう?
と改めて考えると、
その当時の僕にとって
「将来は何がしたい?」
という質問は、
限られた社会でしかまだ生きていない自分に、
社会で先に生きている大人からある種のジャッジをされている質問だった様に思います。
そして、その状況での答えというのは、
聞いてくれている大人をある意味
安心させるため、
満足させるため、
に言っている部分があった様に思います。
つまり、自分ではない誰かのエゴのため。
そして、中学生や高校生という年齢になってくると、
自分でもある程度、現実がわかってきて、
その上で現実的な答えを出さないと
バカにされてり、
笑われたり、
心配されたりする。
僕はそれが凄く嫌でした。
だから、当たり障りない現実的なことを言っていたんだと思います。
でも、今になって考えたら、
他人の意見を踏まえた上で
最終的に決定するのは自分ですし、
そもそも
「人生何かしていないといけない!」
というのも誰が決めたんだ?
と思います。
ただ、これがややこしいのは、
時にそれが大人からの
愛情の裏返し
だったりすることです。
「あなたを愛しているから」
「あなたを心配して」
「こんな風になって欲しいから」
などなど、
でも、これよく考えたら、
その子のことを心から考えた愛情ではなく、
言っている人のエゴを満たす、
もしくは
不安を満たすため
という想いが強い気がします。
何だってそうですが、
誰かにさせられてすること
と
自分からしたくてすること
はパワーも責任感もスピード感も、達成感も全く違います。
だから、もし心からその子のことを想うなら、
その子の一つ一つの行動に対して、
エゴの入ったジャッジをしないこと、
介入しすぎず見守ること、
そして、
もし何かを決断した時には、その人だけは応援してくれるという安心感
とか、上手く言葉に出来ないですけど、
そういう想いが大切なのではないかと思います。
というのも、
普段、色んな方を診させて頂いていると、
他人のエゴを満たす人生から、
自分を満たすための人生に途中で切り替えられた方
は本当に皆さまキラキラした目をされています。
そして、どの方に聞いても
肝心な人は、
肝心な時に、
どこまでも見守ってくれて、
応援してくれた
と仰います。
たまに、そういう環境を
「何くそ!!」
と逆に原動力にされる方もおられますが(笑)
だから、
「何かしたいけど、自分にはしたいことがない。」
という矛盾した言葉は、ある意味他人に流されていない芯のある言葉だなと思いました。
こんなこと書きながら、
僕も無神経にそんな質問を気軽にしてしまうので(笑)
反省の意味も込めて長々と書かせて頂きました。
中壽賀宣行
Line @では、各地でさせて頂いている施術会やイベント情報、ブログの更新、日々のあれこれや、希にブログでは書けない様なちょっとマニアックなことなどをお届けさせて頂いております。
良ければ下記から気軽に登録お願いします。
僕個人のLine @です。
ちなみに
Instagramは
中壽賀宣行→こちら
施術院奏→こちら
良かったら友達申請&フォローして下さい。
全国各地への出張講座も可能です。
お気軽にお問い合わせください。
(講座リクエストフォームよりお申し込み・お問い合わせ可能です)
↓↓↓
(詳細・お問い合わせはリンク先へお願いいたします)
10月1日(月)【横浜】(募集中)
協力者:ふかさわなほさん
講師:岩田浩和
・子どものアレルギー症状のみかたととらえ方
・学んだ知識の生かし方(臨床編)
詳細→コチラ
10月14日(日)【名古屋】(募集中)
日本ホロソフィー協会主催
講師:岩田浩和
・アレルギー症状のみかたととらえ方
・学んだ知識の生かし方(臨床編)
詳細→コチラ
11月8日(木)【愛知県豊田市】(募集中)
協力者:永田倫代さん
講師:中壽賀信行
・入り口に聞いて欲しい、『カラダの根っこ』
・カラダの奥行き~“生命”について考える~ (参加条件あり)
詳細は→コチラ
(詳細・お問い合わせはリンク先にお願いいたします)
PCからご覧の方は、右のサイドバーに同じものがございます。
ホームホロソファー講座の開催リクエストもこちらからどうぞ。
講座開催リクエストフォームはコチラ
ホームホロソファー講座認定講師の一覧は
コチラ