殺法と活法は紙一重
武術の世界には
「殺法と活法は紙一重」
という言葉があるそうです。
これ、僕は
「施術も同じ」
だと思っています。
使い方によっては「カラダ」を
壊すことも、
活かすことも
出来てしまう。
技術がパワフルになればなるほど、
「リスク」も高くなる。
そう思っています。
だからか、
僕は恥ずかしながら、
特に「妊婦」「小児」の施術をさせてもらうときに
「怖くなかったこと」
が一度もありません。
「ノーリスク・ノーリターン」と言うように、
何をするにしても「リスク」は伴います。
でも、「リスク」には
「適切なリスク」があると思います。
カラダに触れるということは
「リスク」を伴うけど、
自分が何とか出来る範囲の
「適切なリスク」
に留めておく。
それが唯一「怖さ」に向き合う方法だと思います。
これの幅を広くしてくれるのは
「技術」と「経験」しかないと僕は思います。
だから、このお仕事をしていると、
そことはずっと向き合うことになります。
先週末は一年間かけてやってきた
マスターホロソファー®︎（アドバンス）講座の最終日でした。
アドバンス講座では
「妊婦」「小児」へのアプローチを最終的にお伝えします。
この領域は
実際に「お悩みが多い」ところだと思います。
特に
「バースエフェクト」
のお話をさせていただく様になってから、
本当に全国から施術の依頼をいただく様になりました。
これは本当にありがたくて、
施術を通して、
今までの「悩み」が解ける方も多く、
本当に喜んでもらえることも多いので、
「色んな方に知って欲しい！」
とは思っているのですが、
同時に、
デリケートで、
誤解されるかもという
「リスク」もあるところなので、
協会メンバーとも何度も意見交換しながら、
「慎重」に行動してきたつもりです。
施術依頼をいただく方には遠方の方も多いので、
「近くで定期的に施術を受けれる場所があればどれだけ良いんだろう？」
と思って、
「施術出来る人を増やさないと！」
と、
地道に
『マスターホロソファー®︎講座』
も開催してきました。
お悩みが多いからか、
「妊婦」「小児」への
「誰でも、簡単に出来る施術テクニックを教えて欲しい。」
「一から学ぶ時間がないので、そこだけ教えてもらえないか？」
「そこに特化したものを作ってもらえないか？絶対儲かるのに笑」
みたいな話は日常茶飯事にいただきます。
ただ、全てお断りしています。
というのも、
その領域へのアプローチは
見ないといけないことが多過ぎて、
やっぱり「リスク」も高いと考えているからです。
（※自分が満足に出来ているか？は一旦置いておいて書いてます）
「殺法と活法は紙一重」
技術も、知識も所詮は
「ツール」
でしかありません。
「ツール」は使う人の
「あり方」次第。
元気な女性が増えて、
元気なこどもが増えて、
結果的に社会が元気になる。
そんな「想い」を大切に、
今までやってきました。
だから、ホロソフィー®︎では
特に「リスク」の高い
「妊婦」や「小児」の施術は
アドバンス講座の試験を合格した
アドバンス・ホロソファー®︎以上に限定させてもらっています。
正直、運営側としては
「全員合格」
とした方が楽です笑
（一緒にやってきた情もあるし）
でも、そうやって
「適切なリスク」
を飛び越えてしまうと、
今までコツコツ自分たちが積み上げてきた
「大切なこと」
が一瞬で台無しになってしまう。
ということで、
決して甘くはない基準を設けてあるのですが、
この度、新たに
8名の方がアドバンス・ホロソファー®︎となられました。
今回クリアされた方も、
そうでなかった方も、
きっとみんな色々な「想い」と向き合いながら、
歩んできてくれたんだろうなと思います。
でも、どこまで行っても
「殺法と活法は紙一重」
だから、怖くなくなることなんか一生ないし、
「リスク」とは一生向き合うことになるけど、
だからこそ、
「技術」を少しでも高めて、
「施術」というツールが
「活法」になったら良いな
と個人的には思います。
ということで、
今回合格されたメンバーも、
今回はそうでなかったメンバーも、
今後も一緒に歩んで行けたらと思っていますので、
これからもよろしくお願いいたします。
そして、こんな不器用な団体ですが、
クライアントの皆様におかれましても、
ホロソフィー®︎ならびにホロソファー®︎を、
どうぞよろしくお願いいたします。
毎度のことながら長文・乱文になった上に、
最後は政治家みたいになってしまいましたが笑
読んでいただきありがとうございます。
中壽賀宣行
