背中スイッチ、寝るのが下手、背中の反り、抱きにくさなど
2ヶ月 男の子
(感想)
1月に産まれた次男が、産まれた翌日から寝るのが下手でした。
症状としては、なかなかまとまって寝れず…30分ごとに泣く、布団に置くと泣く、背中をそらすので抱きにくい、モロー反射もキツくて『自分で動いて驚いて泣く』を繰り返していました。
あとは音に敏感で、ちょっとした音にも気がつく感じでした。産院にいる5日間で既に私もしんどいし、たぶん子ども本人も生きづらそうでした。
車で1時間かかるから迷ったのですが、思い切って生後50日くらいで奏さんに行きました。
施術をしてもらうと、施術中は、かなり大きな声で泣いていましたが、終わると体が柔らかくなり、背中が丸くなりやすくなりました。
背中の突っ張りも取れて横抱きもしやすくなりました。
今は、計2回の施術を終えて、うつ伏せ寝の練習をしています。
めっちゃ上手に背中を動かして腹ばいをしています。
丁度今、生後100日です。
自分で物を掴んだり、口に物を入れたり、足をひねって横向きになったり、楽しそうに動いているので、早めに受診して良かったと思いました。

※実際にいただいたLINE
(解説)
生後2ヶ月で来院されました。
お母さんのお話では
・寝るのが下手
・背中の反りが強い
・抱きにくい(体を反らせる)
・背中スイッチが入りやすい
・モロー反射が強くて驚きやすい
・音に過敏
が気になっているとのことでした。
お身体を診させていただくと
「硬膜管」に硬さを感じました。
「硬膜管」は「頭蓋骨」や「脊柱」に包まれて、
身体の背中側を通っており、
中には「脳」や「脊髄」が収まっています。
この方の場合、硬膜管の硬さが背中側の緊張につながり、
結果として「背中の反り」や「抱きにくさ」が出ているのではないかと考えました。
さらに、その緊張があることで、
背中に何かが触れる感覚も過敏になり、
背中スイッチが入りやすく、
寝るのも苦手になっているのでは?
と考えました。
ただ、モロー反射は原始反射と言って
赤ちゃんが生まれつき持っている
生きるために必要な“本能的な動き”
だと思っているので、
「現時点でそこまで気にしなくて良いのでは?」
とお母さんにお伝えしました。
施術では「硬膜管」が解放されるようにアプローチさせてもらいました。
施術後、お母さんが
「抱きやすくなったー!」
と仰っていたのが印象的でした。
念のため、翌月も来院いただきましたが
主訴は殆ど気にならないとのことでした。
もう少しだけ様子を診させてもらいますが
お母さんの安心に繋がったみたいで良かったです。

