腰痛、肩こりからの手の痺れ
体験談:
二年前から腰痛になり、色々な病院に行きましたが改善されませんでした。
母の紹介で先生に診て頂きました。施術はそっと体に手を当てる感じですが、とても血流が良くなり、全身がポカポカに。
体の痛みだけでなく気持ちもスッキリしました。
そして、的確な体操を教えて頂き実践することで腰痛はなくなりました。
疲れにくい体にもなってきていると感じています。
本当に先生には感謝しています!
解説:
問診により、乳児期に全くの四つ這いをしなかったと伺いました。
また、姿勢を見させて頂くと背骨のS字カーブが非常に乏しく、ほとんど真っ直ぐになられ、骨盤は固まっていました。
四つ這いは人間が歩くために必要な体幹や手足の筋肉、そして両手足を交互に出せる背骨の動きを出すために非常に重要です。
また、背骨のS字カーブは人間が直立二足歩行をする上で背骨にかかる衝撃を逃がすという作用があります(S字カーブがあるかないかで、最大10倍くらい衝撃がかかります)。
この方の場合は乳児期に本来であれば四つ這いの中で行われる手からの刺激が少なかったため、筋肉の中でも特に肩甲骨周りの筋肉がなく、身体を支えられていませんでした。
そのため、筋肉で支えられない分の負担が骨にかかる訳なのですが、S字カーブは筋肉で身体を支えられることが前提ですので、この方の場合は筋肉が足りず身体自体を支えられないので背骨は真っ直ぐになり、骨盤を固めることで姿勢を支えておられました。
それらにより、負担が肩・腰にかかり痛みや痺れとなって出現しているのではないか?
と考えました。
そこで、施術としてはまず固まった骨盤を緩め、肩甲骨周りの筋肉を働かせる体操を行わせて頂きました。
また、体操はご自宅でも行って頂きました。
暫くすると背骨のS字カーブが出来てきましたので、それに伴い肩・腰の痛みがなくなりました。