ブログを開設いたしました。
ついにブログを開設させて頂きました。 何分不慣れな物ですので、誤字、脱字や長文、乱文ご了承下さい。
さて、今日は記念すべき一回目ということですので、来られる方に本当に良く聞かれる「なぜ、『奏』という名前にしたの?」ということについてお話させて頂きます。
話は私がオステオパシーを初めてから何年か経った時期まで遡ります。 当時、私はあることに悩んでいました。 それは色んな方に毎日の様に聞かれる「オステオパシーって何?」という質問です。
これには本当に困りました。 というのも、オステオパシーというのは単純にただの治療法という訳ではなく医学であり、概念に近いからです。
その時は、「患部だけじゃなくて、身体全体診て、悪いところをゆるめていって、、、」 などなど、マゴマゴ説明していました。
すると、必ずと言って良いほど 「よくわからん。」 と当然の言葉が返ってきました。
元来、面倒くさがりの私は 「とにかく、受けてもらったらわかります。」 と言って説明から逃げることが何度もありました。
それからずっとそのことを考えていたのですが、中々良い言葉が見つからなかったので、その後に受けたセミナーの時に 「オステオパシーのことを先生はどう説明されていますか?」 と思い切って質問してしまいました。
初めからそうすれば良いじゃないかと思うかも知れませんが、当時オステオパシーを教えて下さっていた先生は本当に厳しく、質問するにも身体が震える程だったので、セミナーに関係ない内容の質問をするのは自分の中でかなり思い切った行動でした。
その時に先生が答えて下さったのが、 「私はいつもオーケストラに例えています。 オーケストラではありとあらゆる楽器が違う音色を奏でていますが、その一つ一つが上手く演奏されることで素晴らしい音楽を奏でるのです。 しかし、一つでも上手く演奏出来ない楽器があると、その音楽は不協和音になってしまいます。 ヒトもこれと同じで、組織の一つ一つは別の働きをしていますが、身体という一つの音楽を奏でています。 そのどこかに不調があると身体は病気という不協和音を起こしてしまいます。 ですので、オステオパシーでは不協和音を起こしている原因に対してアプローチすることで、以前のようなキレイな音色が出るように身体を調整します。 みたいな感じですかね?」 と言われました。
その時、初めて「なるほど!」と腑に落ち、感動を覚えました。
それからというものオステオパシーについて聞かれる度にこのエピソードを全力でお話するのですが、熱量が高過ぎるのか私が言葉足らずなのか、今でもポカーンとされることが多いです。
しかし、その時は必ず、 「ま、とにかく受けてみて下さい。」 と言わせて頂いています。
ヒトはそんな簡単に成長しないものですね。 ただ、四の五の言うより、結局は効果を実感して頂くのが一番の説明だと染み染み思います。
話が少々脱線しましたが、オーケストラの話は私にとってオステオパシーの要点であり、原点でもあります。
そのため、開業させて頂く際に、来られる方の身体に起きている不協和音を少しでも良くしたいとの思いで『奏』という名前にさせて頂きました。
初めてのブログはこれで終わります。 ありがとうございました。