Holosopher®︎(ホロソファー)講座について〜基本の大切さについて〜
私は施術家というお仕事が大好きです。
でも、よくよく考えると施術が好きというよりは、
施術という「きっかけ」で
その方の身体が心身の調和を取戻したり、
体調だけでなく価値観が変わったり、
人生まで変わられたり、
ただ、「その瞬間」がとてつもなく好きなだけかもしれません。
私にとって、施術はそれを表現するための一手段に過ぎないので、その人が結果的に良くなるならば手段は何でも良いと思っています。
人に何かをして、お金を頂けて、感謝までされる。
個人的にはこんな良いお仕事ないと思っています。
最近ではありがたいことに全国からお声を頂けるようになったので、嬉しくて、嬉しくて、出来る限りお受けしています。
でも、一人で出来ることも診させて頂ける人数にも限界があることにも気づきました。
そこで、同じ様な価値観の施術家が増えればもっと誰かの「きっかけ」になる方が増える。
そのために出来たのが、本格的な施術家を目指す、
『Master Holosopher®︎(マスターホロソファー)講座』
です。
今年は東京・名古屋・滋賀で開催させて頂き多数のマスターホロソファーが誕生しました。
ただ、その前に日本ホロソフィー協会には解剖学、生理学、触診技術という身体を知り・触る上で最も基本的で、そして最も大切なことを一から学ぶ
『Holosopher®︎(ホロソファー)講座』
という講座があります。
実はこの講座、最初は考えていませんでした。
しかし、
「長年、セラピストやボディワーカーをやっているけど解剖学や触診というものをちゃんと学んだことがない。」
という声を多数頂きまして、
副会長と目が点になりまして、、、
確かに、医療保険を使わなければ日本の法律では整体やセラピストを行うのに国家資格などの特別な資格はいりません。
要は肩もみの延長みたいなものです。
そのため、手軽に出来るハードルの低さから様々なサロンがあるのも事実です。
しかし、それをお仕事にしようと思うと、
・ 自分が触ろうとしているものがどういう作り(構造)なのか?
・ 自分が触ろうとしているものがどういう仕組み(機能)で動いているのか?
・ 自分が何を触っているのか(触診)?
は、知っておく必要があると思います。
ただ、何でも基本というのは地味でしんどいものです。
なので、みんな
「簡単に」
「誰でも出来る」
などの甘い言葉に載せられて「テクニック」のセミナーに参加してしまいがちです。
しかし、そもそもの基本がないと、多種多様な事例に対応出来にくくなります。
そして 、不安になり、同じ様な少し違うセミナーに参加する。
この繰り返しになられている方を多く見受けます。
しかし、基本があるとどんな応用だって簡単に出来ますし、どんな技術も後からいくらでも習得出来ます。
そのため、『Holosopher®︎(ホロソファー)講座』では
① 身体の作りと仕組みについて
② 身体の繋がりについて
③ 触診の基本
という三本柱を重点的に行います。
ただ、普通にしても面白くないので、
「身体は完璧。」
ということを軸に楽しくお伝えしたいと考えております。
① 身体の作りと仕組みについて
「身体を作っている骨、筋肉、靭帯、内臓、血管、神経、リンパ、脳、膜などがどういう役割をしているのか?」
「何でこんな形や仕組みをしているのか?」
といった基本的なお話からさせて頂きます。
例えば、大腿骨という太ももの骨をご存知ですか?
この骨、よく見ると股関節の付け根のところで曲がっています。
これは何ででしょうか?
ただ重い身体を支えるだけなら真っ直ぐの方が効率は良いはずです。
実はこれ僕らが二足歩行をする上で欠かせない形なのです。
赤ちゃんは必ず歩く前に伝い歩き(横歩き)をします。
この横歩きは歩くための筋肉や骨盤の動かし方の練習をしているので、歩くために不可欠です。
この何気なくしている(していた)横歩き。
実は大腿骨の根元が曲がっているから出来るのです。
真っ直ぐだったら、こんなに複雑な股関節の動きできないでしょ?
実は真横に移動出来るのは地球上で人間だけです。
その証拠に犬などの他の動物の大腿骨は殆ど曲がっていません。
この様にちょっとした骨の形をこんなに部分的にみても、凄く良くできていることがおわかり頂けると思います。
② 身体の繋がりについて
組織同士の繋がりも丁寧に説明させて頂きます。
先日、膝が痛いと来られた方がおられました。
診てみると、原因は心臓の捻れでした。
何で心臓が捻れて膝に痛みが出るのでしょうか?
これは
→心臓の周りにある心膜という膜がしゃっくりの原因となる横隔膜と靭帯で繋がっている。
→横隔膜は腰筋筋膜を介して腰を支えている腸腰筋と繋がる。
→腸腰筋は骨盤の中の筋膜から股関節を支えている筋肉と繋がる。
→股関節を支えている筋肉が上手く働けなくなるので、膝に負担がかかる。
→膝が痛くなる。
ただ、身体の繋がりはこれだけではないので、一例に過ぎませんが、身体の繋がりを知っていると、症状に囚われることなく、何でその症状の起きているのか?
という本当に大切なことが見えてきます。
原因は意外と遠いところにあったりして、今後診断などが出来る様になってきたときに身体の奥深さを実感出来ます。
③ 触診の基本
身体を触る上で本当に大切な
「自分が何を触っているのか?」
ということを一人一人手を取って行っていきます。
身体の作りを知っていると、「指の骨」を触るなどの基本的なところを行うにしても、
皮膚→脂肪→筋膜→筋肉→骨膜→骨
という様に、
骨にたどり着くまでに様々な組織をよける必要があります。
これは簡単そうに見えて意外と難しく、前回のホロソファー講座の受講生の中でもキャリアの長い人や国家資格を持っている人でも中々出来る人はいませんでした。
逆に意外と初めて触った人が上手だったり、、、
当然、触るためのコツなども一からお伝えさせて頂きます。
カツンと自分が触りたいものを触れた時は感動しますよ。
もう、お気付きの方もおられるかもしれませんが、この様にホロソファー講座ではテクニックというものを一切お伝えしません。
これは最初に申し上げた
「テクニックは基礎がある上で生きるもの」
という信念があるからです。
また、ホロソファー講座の特徴は今まで何も身体のことを知らない普通の主婦の方も沢山受講されているという点です。
先日、東京・名古屋・滋賀で開催させて頂いたホロソファー講座とマスターホロソファー講座が終了したのですが、私が担当させて頂いた名古屋会場の首席の方は半年前まで普通の主婦の方でした。
今では家にお客さんも来られているそうです。
内容は全5回で
①身体の基本知識(骨、筋肉、血管、神経、リンパ、、、って何してるの?)、全身の繋がりについて、触診の基礎
②構造体の繋がり(筋肉・骨・靭帯・膜の繋がり)、触診
③機能の繋がり(内臓・血管、神経・膜の繋がり)、触診
④構造体と機能、精神・魂の繋がり
⑤Holosophy®の施術哲学、三つの柱について、触診
(※内容は変更する場合がございます)
前回、行ったHolosopher®︎(ホロソファー)講座からよりわかりやすく、面白くするために内容を一から作り直しています。
きっと、前回の受講生から怒られてしまうのですが。。。
ホロソファー講座を受講されると、一般の方はその後のマスターホロソファー(ベーシック)講座の受講資格が得られ、商標であるHolosopher®︎(ホロソファー)を名乗ることが出来ます。
「施術家を目指したいけど何から勉強して良いのかわからない」
「何年もセラピストをやっているけど、基本から学んでみたい」
「身体がどうなっているのか興味がある」
という方が多く来られています。
今回は東京・滋賀でお待ちしております。
Holosopher®︎(ホロソファー)&Master Holosopher®︎(ホロソファー)講座
東京会場は→こちら
滋賀会場は→こちら
また、現在募集中のその他講座はこちらです。
【東京】お母さんに聞いて欲しい歯のお話&三位一体(body-mind-spirit)の繋がりについて
→こちら
【岡崎】お母さんに聞いて欲しい歯のお話&バーストラウマについて
→こちら