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施術のコツ

2017年6月23日

最近、色んな方から「施術のコツ」を聞かれます。

 

そういう方に、まず最初に言っておきたいことは

「絶対に聞く人を間違っている。」
ということです。

つまり、僕みたいなペーペーにそんなこと分かる訳ない！

というよりも、そんなものあるなら一番に聞きたい！

 

という思いを前提に聞いて頂きたいのですが、

それでも一応最近自分の中でシックリ来ている答えは、、、

「頑張らないこと。」

です。

これを言う度に、
「こいつに聞くんじゃなかった。」
という顔をされます。

 

「だから、言ったやん」

と思いますけど、、、

ただ、僕が側から見ていて思うのは、悩んでいる方ほど、

頑張っている＝上手くいく

と言う幻想に縛られている気がします。

 

そして、本気の人であればあるほど、

力み過ぎて大切なことが見えないことが多い

です。

あくまで僕の個人的な感覚ですが、

一生懸命で全く余裕がない人に自分や自分の大切な人の身体を診て欲しいとは思いません（笑）

寧ろ、余裕がある人の方が、

もしもの時に力を出せる。
と思います。

例えばですが、誰かとドライブに行くとして、
一生懸命過ぎて一言も喋れない運転手か、
余裕があって鼻歌を歌ったり、楽しい話をする運転手
どちらの車に乗りたいですか？

鼻歌を歌ってるけど、運転は下手な人が一番最悪ですが（笑）

僕もこの業界に10年以上いるので、今まで何人もの偉大な施術家にお会いして来ました。

その方達、全員に共通することは

「余裕がある。」

 

そして何より

「楽しんでいる。」

ことです。

 

子どもの頃、

大嫌いだった勉強は15分するのも頑張らないとダメでした。

 

しかし、

大好きだった遊びは何時間でも楽しく出来ました（肉体疲労は除く、、、）。

 

つまり、

頑張った人（努力した人）＝上手くいく
訳ではなく、

 

楽しんだ人（ワクワクした人）＝上手くいく
だと思います。

 

もし、これを読んで頂いている方の指導者や上司が、

頑張ることを強要する方だとしたら、

きっとその方はそのお仕事が好きだった訳ではなかったので、頑張るしかなかったんだと思います。

 

でも、本当に楽しい好きなことであれば頑張る必要はないと思います。

 

僕の場合、

ただホロソフィーの哲学に惚れて、

手で今まで感じれなかったものが感じれる様になるのが楽しくて、

その結果出来る施術という道具を通して誰かが喜んでくれるのが嬉しくて、

もっと喜んでくれる人が増えて欲しいという自分のワクワクを追求してきただけです。

 

すると知らぬ間に仲間が出来て、

色んな所から呼んで頂ける様になって、

気づけば国境すら超えそうです。

 

 

これに関しては本当に周りの方のお陰であり、感謝の気持ちしかありません。

 

けど、ペーペーな僕ですらこんな感じです。

 

なので、もし今何かに悩んでいるとしたら、

力み過ぎて大切なことが見えていないのかもしれません。

そう言う時は一度深呼吸して、余裕を持って自分のことを俯瞰して見てみて下さい。

力み過ぎて狭くなった視野が、少し離れた所から見て広がると、実は大したことない問題だったりします。

そして、これが一番難しいかも知れませんが、最初に感じたワクワクする気持ちを忘れない。

これが今の僕にわかる最大限の施術のコツです。