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職業の無人化について

2017年12月27日

昨日、来られた大学生が卒業論文に

『色々な職業の無人化について』

書くそうで、その話で盛り上がったので、今日はそれについて書かせて頂きます。

 

何でもその大学生によると、

どんどん色んな職業が無人化されて行っているとのことで、

 

例えば、

自動車や電車の自動運転技術が高まっているので、

タクシーやトラックも自動化の波が来ていて、シンガポールでは無人タクシーが走りだしたり、

コンビニやスーパーのレジの無人化、

驚いたのが空港でも出国まで無人化にしようとしているらしいです。

 

そういうことに疎い僕は

「え、そうなの？」

と驚くことばかりで、

 

最初は

「どうなんやろ、それ？」

と思っていたのですが、

 

喋っているうちに、

「ま、それはそれで良いか。」

と思えてきました。

 

というのも、

例えば農業で言うと

効率を重視し、大量生産、安定供給のために

大規模な農園に、農薬を大量に散布し、

何なら、農薬に負けない強い植物を作るために遺伝子組み換えを行ったり、

そもそも害虫のいない環境での屋内栽培などが進めば進むほど、

非効率で安定供給も出来ない無農薬や自然栽培の価値が上がっている様に思います。

 

また、

100均に行けば同じ様なお皿が山ほどありますが、

やっぱり個人的には一点一点模様が違う焼き物に惹かれてしまいます（写真はお気に入りの信楽焼）

コンビニのおにぎりも美味しくなっているそうですが、

やっぱり、お母さんの手作りおにぎりに惹かれてしまいます。

 

となると、

完璧じゃないこと、

経年変化すること、

安定していないことが

逆に何とも言えない味になったり、

オンリーワンの魅力になったりするので、

それはそれで良いのではないかと思ってしまいまいた。

 

現に我が家も地震に強く、屋根や外壁を何十年も塗り替え、張り替えしなくて良い大手住宅メーカーの家にも惹かれましたが、

結局、

木造で、床は無垢材、内壁は漆喰、外壁は土壁

という真逆の家を建てています。

陰極まれば陽となり、

陽極まれば陰となる

 

デジタル化が進めば進むほど、アナログの良さが逆に際立ってくると思うんです。

 

そして、最終的には

機械には真似出来ない、

その人にしか出来ないこと

は確実に職業として残ると思います。

 

僕らの仕事も手でしか行えないアナログなものです。

次々と手の代わりをする機械や、色々な波動治療器なども出てきています。

 

でも、

そこと競うのではなく、

不完全でも、安定していなくでも、自分にしか行えないことを突き詰めていれば、

きっとそれを求めて下さる方はいると思います。

と言いつつ、

先日電気屋さんで最新マッサージチェアに座った母から、

その良さを熱弁されたばかりですが。。。

まだまだ、精進が必要です。

 

結局、その大学生は

「なるほど！」

と言って、

「卒論はそんな感じでまとめます。」

と帰り際に仰っていました。

 

僕も

「勉強になるなぁ。」

と思って彼の話を聞いていたのですが、

そこで初めて

彼が卒論に行き詰まっていたことに気づきました（笑）

 

そんなことを書いていたら、キングコングの西野さんが同じ様なタイトルのブログを書かれていました。

『無くならない仕事』

インスパイアされた訳ではないので、悪しからずご了承下さい。

 

でも、この人本当に面白い。

 

では、今年一年本当にお世話になりました。

また、来年もよろしくお願い致します。

皆様良いお年を。

 

 

 

 

 

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