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子どもが産まれる理由

2018年5月25日

先日、三河で『子どもの発達と生活のお話』とその『実践編』をさせて頂きました。

沢山のお母さんやお子さんに囲まれてお話させて頂くのが凄く楽しくて、まだ余韻に浸っておりますが、
今日はそこでもチラッと出たお話を書かせて頂きます。

日々、色んな方を見させていて、本当に不思議に満ち溢れていること。

それは
「妊娠」
についてです。

沢山の方が妊娠せずに悩まれているかと思いきや、僕の周りには妊娠し過ぎて困っているご夫婦も結構おられます。

当然、カミサマしかわからないことが多々ありますので、僕なんかがわかることは殆どないのですが、あまりに聞かれるので、何となく思っている
「全く根拠のないこと」
を感じるまんま書かせて頂きたいと思います。

子どもさんが生まれる理由。
これには色々な理由がありますが、本当に日々思う理由は大きく分けて2つです。

まず、1つ目の理由。

それは
「お母さんの成長のため」
ではないか？
ということです。

悲しいかな、お父さんはあまり関係ないような気がしています（笑）

というのも、
殆どの家庭で圧倒的にお子さんと接する時間が長いのはお母さんです。

血は繋がっているとはいえ、
今までの「こうあるべき」が全く通じない、
ある意味「怪獣」と強制的に接する生活が始まります。

その怪獣は
自分の都合を全く気にせず、
おっぱいを求め、
遊ぶことを求め、
抱っこやおんぶを求め、
都合が悪いと泣き叫び、
時に体調を崩し、
どこまでも不安にさせるくせに、
その全てが許せるような笑顔と寝顔と温もりをくれます。

生まれつき身体が弱かったり、
病気があったり、
他の子と違ったり、

そんな子が起こす色々な奇想天外なことを通して、

徹底的に向き合うことで、結果的には

「母としてどうあるべきか？」
を自問自答し、
その全ての時間が
「自分と向き合う時間」
で、
自分の成長に繋がっているのではないか？
そんなことを思います。

なので、正直妊娠前は
「こんな人がお母さんになれるの？」
という女性も
子どもを産んで暫くすると
「お母さん」
というある意味凄い進化をされる方が多いんじゃないかと思うのです。

色んな人や宗教ですら昔から言われている様に、
きっとこの世界のこの時期に僕らが生まれることには理由があり、
何かしらの役割を全うしながら、
色々経験して、
学びや気づきの中で成長するために生まれて来ていると思います。

ということは、
「育児」
と言っていますが、
きっと同じくらい
「育母」
「育父」
されてるんだろうな。

そんなことを思います。

そして、2つ目の理由。
それは、お子さんや社会の荒波で色々学ばれ、自分と向き合い、進化を遂げ、
ある程度成長された方に送られる
「ギフト」
的なお子さんです。

よくうちに来られるお母さん達が言うのが、
「1人目、2人目は本当に大変だったけど、3人目は孫みたいで、どこまでもかわいい。」
と言われます。

勿論、人間としての器が大きくなって、余裕が出たということもあると思うのですが、
明らかにそういうお子さんは放たれている空気感がピースフルで、その周りが笑顔で溢れている。
そんな気がします。

末っ子気質のかわいい子とか、
ダウン症の子とかもそんな独特の空気を出されています。

ま、最終的にはどんな理由で生まれたお子さんも「ギフト」になると思いますが。

じゃあ、子どもがいない夫婦はダメなのか？
勿論、全くそんなことはないと思います。

結局、何かしら意味があってこの世に生まれてきているのなら、
子どもからではない所から学ぶことが沢山ある夫婦や、それ以外の役割がある夫婦にはそもそも子どもが必要ないんだろうなと思います。

こんな偉そうなことを書いている僕自身も子どもがいない夫婦ですが、
僕は何故か子さんを診させて頂く機会が多く、
おかしいですが日本中に子どもがいるような感覚に陥っております。

「ま、それはそれでいっか。」
と個人的には思っています。

じゃあ、最終的に
「成長のため」にしろ、
「ギフト的」にしろ、
色んな理由で生まれてくる子ども達。

誰がお母さんを選んで来るのかな？
と思うのですが、

きっと、それは紛れもなく
「お子さん自身」
だろうなと思います。

色んな親子を診させて頂いていると、
カードゲームの神経衰弱の様に、
きっとこのお子さんのお母さんはこんな人だろうな！
って言うのが、びっくりするくらい的中します（笑）

そして、上手に選んで来るなぁ！
って毎回感心します。

選ばれた女性はそのことに誇りを持ち、
お子さんがいない女性も違うことで成長させて貰えることに誇りを持ち、

ギフトが来たお母さんは

「ラッキー！！」って思って頂いて、

人間としての人生を楽しむこと

これが一番大切だと思います。

前はそうでもなかったのですが、
最近は特に子どもがいなくても、多くのお母さんや子どもさんと関わらせて頂けるお仕事に「しあわせ」を感じています。

なので、そんなことに感謝させて頂きながら、

「全く根拠のないこと」
を書かせて頂きました。

 

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