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カラダは完璧なのに、施術が必要な理由

2018年8月2日

いつも合言葉のように
「カラダは完璧」
と言わせて頂いています。

 

すると、先日

「カラダが完璧なら施術って必要あるんですか？」

と中々鋭いことを言われました。

 

その時は

「カラダは完璧だが、人間としては完璧じゃない。」

と言ったんですが、

我ながらボヤッとしてる解答だと思ったので（笑）

これを機に僕の解釈を書かせて頂きます。

まず、僕らがさせて頂いているホロソフィーの視点を一言で書かせて頂くと、
何においても部分も全体も大切にする
ということになると思います。

 

その上で、

要はそのものを
「部分」
という視点で見ているのか？

「全体」

という視点で見ているのか？

によって変わってくるかと。

例えば、身体のどこかに傷が出来てしまったとします。

 

身体はそこから入ってくる細菌やウイルスから自身を守るために

血液の血小板が傷を塞ごうとしたり、

白血球などの免疫系を派遣して細菌やウイルスをやっつけようとしてくれます。

 

当然、その過程で溢れてしまう血液や、やられてしまう白血球が出てきてしまいます。

 

カラダが完璧なら、どんな細菌が来ても白血球はやられないはずです。

 

というか、そもそも傷なんか出来ないはずです。

 

でも、ここで大切なことは、

傷が塞がれ、細菌やウイルスが入って来なくなること。

そして、もっと大きな視点で見ると、

最優先は
その人間が生存すること
です。

 

ということは、

部分的に見ると完璧じゃないこともあるけど、

全体的に見ると完璧。

 

僕らはカラダのこの仕組みを完璧だと言っています。

 

何事においても、部分も全体も大切で、

僕ら人間という存在だって、

もし完璧なら病気になることも、

死ぬこともないはずです。

でも、地球規模とか宇宙規模とかで見た場合、

その人間が病気になったりして、健康のありがたみを知ることや第三者に伝えることが必要だったり、

死ぬことで、誰かに生きていることのありがたみを伝えることや次の生命の糧になることも必要なんだと思います。

 

部分的に見ると悲しいことも、
全体的に見ると必要なことで、

そう捉えると、

どこまでいっても

僕らの存在自体は全体の中の部分でしかなく、

部分が集まった全体でもある

という中々深い話になってきてしまいます。

僕が施術をするのも、されるのも好きな理由は、
僕らの施術自体が
「その人が良くなる」
「痛みがなくなる」
とかいう何かの価値観の入ったものを目指しているのではなく、
「本来の状態に近づけるお手伝い」
という点です。

 

なので、

その施術者がどこまで本来の状態を把握しているかによって、

インパクトを与える規模が変わってきます。

でも、どれだけ小さな部分的な施術でも、最終的には全体に繋がっていて、

結果的に

その人が本来の状態に近づくお手伝いが出来る。

さっきの白血球だって、本来の状態であればあるほど自分の仕事がしやすいはずです。

 

だから、僕ら人間を全体と捉えてしまったら完璧なので何も必要ないのかも知れません。

 

でも、あくまで部分と捉えるなら、

もし施術を受けることで

その人間一人一人が本来の状態に近づいて、

自分の仕事がしやすくなる。

 

そして、その人間がその人間らしく生きやすくなる。

 

それが積み重なることでもっと大きな規模の地球とか宇宙にも貢献できるかもしれない。

 

そんなワクワクすることのお手伝いが出来るので、僕は施術をするのも、受けるのも大好きなんだと思います。

 

タイトルには便宜上「必要」とかいうの言葉を使ってしまいましたが、ニュアンス的には

「あった方が生きやすい」

くらいに思って頂けると有り難いです。

日本語は難しい！

 

中壽賀宣行