伝わってくる「人となり」
一昨日、滋賀一期となるマスターホロソファー(アドバンス)講座を無事終えさせて頂くことが出来ました。
アドバンス講座はベーシック講座でお伝えした「基本」をベースに、
一年かけて、
頭から身体全身の制限を探したり、
臓器や神経などパーツ毎の各論をやったり、
色んなテクニックを行なったり、
婦人科や小児など専門性の高い部分を学んで頂いたり、
「施術」
というものを行う上で、
僕らが必要だと考えることを手前味噌ですが詰め込んだ内容とさせて頂いております。
そういう技術的なところも大切ですが、
人を触らせて貰う上で僕は
「中立であること」
が凄く大切だと思っています。
というのも、その方に対して、特別な感情やジャッジが入れば入るほど手元や、本当にやるべきことがブレることが多いからです。
そのため、「施術」は施術者の「人となり」とか「生き様」が結構出ると言われます。
例えば、
一生懸命過ぎる人
→力が入り過ぎる、周りが見えなくなる
親身になり過ぎる
→介入し過ぎる、お節介なことまでする
自信がなさ過ぎる
→不安で注意散漫になる、色んなところが氣になる、他人の評価に左右される、力が入り過ぎる
自信があり過ぎる
→高圧的になる、傲慢になる、雑になる
人に興味がなさ過ぎる
→雑になる、相手に気が回らない
などなど、
こういうことって少しなら長所になったりするのですが、何でも「過ぎる」場合、足かせになる場合があります。
もちろん、この通りいくことばかりではないですし、
表裏一体なので、結果的に真逆になることもあります。
例えば、自分の自信のなさを隠すために高圧的になったりする方もおられます。
どの世界でも言えることかも知れませんが、
こういうことが施術を通して表現されてしまいます。
だから、安定して行うには「中立」でいることが大切だと思うんです。
では、
「中立」
でいるにはどうしたら良いのか?
これに「答え」というものはなくて、
各々が
力を入れれば良いのか?
抜けば良いのか?
近付けば良いのか?
離れれば良いのか?
明るくいれば良いのか?
暗くいれば良いのか?
など、
ありとあらゆることの両端を知り、
悩みながら、
「ちょうど良い」を知って、
自分の中のバランスを取れる場所を見つけていくしかない
と思っています。
このバランス感覚というのが本当に大切で、
結局は普段「無意識」で行なっていることを「意識」して行なっていって、
だから、ある程度どういう状況でも「中立」でいられて、
結果的に「安定」するのではないか?
それを「技術」という手段を使って、
「自己を表現」する。
それを
「プロフェッショナル」
と言うのではないか?
そんなことを思いながら、僕もいつも思考錯誤させて頂いております。
施術を学ぼうと思われる方は自分以外の方を癒したくて来られる方が多いです。
でも、それをするには、それを行う自分の内面と向き合うことが思ったより必要で、
それがある程度安定してきて、初めて自分以外の外面に向けた「施術」という「表現」が少しずつ出来てくるのだと思います。
自分の内面と向き合うと、
普段隠している自分、
隠してきた自分、
見たくない自分、
など様々な自分が出てきます。
それを
知って、
受け入れて、
更にそこともバランスを取っていく。
そういう単純作業の繰り返しが「奥行き」を作っていく。
(ミスチルの唄の歌詞じゃないですが笑)
その「奥行き」やそれが出来る「過程」「あり方」のことなどを「人となり」って言うのではないか?
僕は先日のアドバンス最終日を見ていてそう思いました。
僕らは身体に触れることを
「コンタクト」
と言います。
人と「コンタクト」した瞬間にその人の「人となり」が感じられる。
だから、自分が施術するのも好きだし、
施術を受けるのも、
施術を見るのも好きなんだろうな
と改めて思いました。
きっと、「自己を表現」をするという点においては、どの分野でも同じだと思います。
なので、素敵な料理や音楽に触れたり、
「この人、面白い!」
っていう
「人となりの方」を見つけると、
「この人の施術が見てみたい!」
と思ってしまい、ついつい声をかけてしまうことがあります(笑)
でも、深い意味はないのであまり気にされないで下さいね。
アドバンス講座の最後は試験というものを設けさせて頂いております。
この方法がベストだとは思いませんし、
何より僕の様な若輩者が誰かを判断する一端を担うことにいつも葛藤しています。
でも、これからその方達に身体を預けて下さる方への責任も感じつつ、
あの場所、あの時間にどういう「表現」をされるのか?
というものを一生懸命見させて頂いております。
そしたら、やはりこちらも人間なので、
それとは関係なく、
この一年(人によってはそれ以上)のことが言葉以上に「人となり」という形で伝わってきて、
感動して、
「判断するの嫌だなぁ。」
というのが本音だったりします(笑)
でも、そういう瞬間に立ち会わせて頂く度に、
「この人はこういう表現をされるんだ。」
と刺激を受けて、
ワクワクして、楽しくて仕方なかった初心に帰らせて頂き、
自分ももっと研鑽を積みたいな思わせて頂けます。
ということで、一昨日は僕にとって凄くしんどい反面、嬉しかったり、ワクワクしたりした時間となりました。
何はともあれ、アドバンス・マスターホロソファーとなられた方はおめでとうございます。
そして、今回は見送らせて頂いた方も、これからもどうぞよろしくお願い致します。
それと、ずっと僕らのことを見守り、フォローしながら、受講生とも寄り添ってくれた協会メンバー。
本当にありがとね。
そして、そして、このブログを読んで頂いた方で、ホロソフィーの施術に興味のある方。
もし良かったら、プロフェッショナル・マスターホロソファーやアドバンス・マスターホロソファーにお声掛け下さい。
きっとお役に立てることが多々あると思います。
また、この様な施術に興味のある方は11月から滋賀でベーシック講座、名古屋でアドバンス講座も始まりますので、遠慮なくお声掛け頂ければと思います。
毎度のことながら長文・乱文申し訳ありません。
読んで頂きありがとうございます。
中壽賀宣行
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