カラダに触れるということ
「相手」のカラダに触れると
体温、
湿度、
硬さや柔らかさの質感、
拍動や体液の流れなどの動き、
エネルギー
など本当に色んな「情報」を「感覚」として感じます。
「相手」という存在の認識をその濃淡でしていると僕は思っているんですが、
施術をする上では
「感覚」からの「情報」はちょっとが多過ぎる。
だから、施術をする前に
「セッティング」
で自分に起きている施術に必要ない情報を一旦はらいます。
その状態で「相手」のカラダに触れて、
また更に相手のカラダから感じる
「多過ぎる情報」
から施術に必要な感覚以外をはらう。
これを
「感覚の因数分解」
と呼んでいます。
個人的には、
この「純度」が施術の質を決めると思っています。
目の前のカラダと向き合っているうちに、
ついついまだまだ足りないと思い込んで、
足して足してとしているうちに
いらない情報がいっぱいついて、
訳がわからなくなった時に限って、
いらない力が抜けていて、
後から
いらない情報がはらわれていた心地良い世界を感じてたなって思い返して、
施術も結果的に喜んでもらえたりして、
またあの心地良さを感じたくて、
足して足しての世界に足を踏み入れる。
そんな自分に笑えてきて、
改めて、
足し算じゃなくて、引き算が大事なのでは?
と思って、
昨日のブラッシュは引き算と「純度」を大切にする時間になりました。
この三日で感じたまんま
僕は僕で今日の施術に臨もうと思います。
ご参加いただいたみんなありがとうございます。