「事実」と「真実」
施術を学んでいると
ついつい
「技術」「技術」「技術」「技術」「技術」
となりがちで、
そこから
「うまい」「へた」
「出来る」「出来ない」
といったところにフォーカスが当たりがちです。
何なら、更に
「自分には才能がない」
「自分がするのは失礼」
「自分なんかがやるべきじゃない」
とか謎の被害妄想が出たりすることもしばしば笑
でも、これって本当でしょうか?
『ミステリと言う勿れ』
というドラマがめちゃくちゃ面白くて
お盆に一気見しました。
その中で主人公の整くんが
「“真実”は人の数だけあるんですよ。でも、“事実”は一つです」
といった言葉が印象的でずっと残ってました。
これに当てはめると、
「うまい」「へた」
「出来る」「出来ない」
「自分には才能がない」
「自分がするのは失礼」
「自分なんかがやるべきじゃない」
はどれも“事実”ではなく、
その人にとっての“真実”でしかありません。
“事実”でないものに一喜一憂してると思ったら、
ちょっと「あれ?」となるけど笑
自分も含めそうなっちゃうのが人間というもの。
ただ、その一喜一憂は“事実”から起こるものじゃない。
そう思うとちょっと楽です。
こんなこと書きながら、
僕は技術がめちゃくちゃ大切だと思っています。
でも、
どれだけ技術が上手くなっても、
出来るようになっても、
誰かを治せることはありません。
特別になれる訳ではありません。
ただ、カラダが変化するサポート。
施術はただそれだけです。
だから、
“事実”でないことに一喜一憂するより、
目の前のクライアントに集中すること。
クライアントがいない時は
「どうしたら施術出来るか?」
逆算して行動すること。
きっとそれだけなんだろうなって思っています。
ついつい、
手っ取り早く技術を高めたいって思うけど、
自転車の乗り方動画を100万回見た人より、
きっと、1回でも自転車を実際に乗った人の方が技術はあるから、
結局は“事実”に向き合うことと、
実際に行動したことの積み重ね、
そして、止めどなく湧き出してくる自分の中の“真実”と向き合うこと
以上に近道はないんだろうなって思いながら、
酷だけど楽しい仕事選んじゃったなって思います笑
一昨日はスタンダード講座のフェーズ2-2でした。
ついに内容は「脊柱・骨盤へのアプローチ」
かなり本格度が増してきました。
というところで、
技術も大切だけど、
他にも大切なことがあると思ってこんなことを思うまま書かせていただきました。