専門家ってなんだろう?
僕はこう見えて「理学療法士」という国家資格を持っています。
理学療法士になるとき
「誰かのカラダを治せる専門家になりたい。」
って思っていました。
理学療法士はケガや病気などで「歩く」「立つ」「座る」という基本的な動作が出来なくなることの予防や回復を目的とした
いわゆる「リハビリ」をするのが仕事です。
だから、動作に関わる「筋肉」と「骨」のことを特に学生の時は学びました。
(睡眠学習が得意でした)
気付けば、自分は「筋肉」と「骨」の「専門家」だって思っていました。
でも、カラダには「内臓」「血管」「神経」「リンパ」「脳」「皮膚」「歯」など、
「筋肉」と「骨」以外の組織も沢山あります。
だから、「筋肉」と「骨」以外のことは
「専門外」
と思っていたし、
実際にそう言っていました。
でも、友達が脳腫瘍になった時に、
「あれ?何も出来ない。」
ということに絶望しました。
そこでハッとしました。
「僕は専門家なのではなく、そこしか見てなかっただけだ。」
そこから、「筋肉」と「骨」以外のことも学び始めました。
色んな療法の勉強会にも行きました。
その過程でカラダには上記の「目に見える領域」だけではなく、
「目に見えない領域」もあることも知りました。
今度はそこに興味を持ち、
怪しい勉強会にも沢山行きました。
で、またハッとしました。
「カラダってずっと循環してるだけだから、
そもそも誰かが治すことなんて出来ない。
というか、誰かのカラダに何か起きた時に、
自分が出来ることなんか殆どない。
勘違いばっかりだった。。。」
そうなると、
今まで自分が「常識」だと思っていた
「カラダ」「医学」「健康」などの知識に対しても
「あれ?」
ということがどんどん増えました。
その反面、
「どの世界も枝葉は違えど、言ってる根っこは同じだ。」
それならカラダの枝葉でななく、根っこを伝えよう。
そうして自分たちなりにカラダの根っこだと思うことをまとめたものが
「ホロソフィー®︎」
です。
そんなことをあちこちで喋っていたら、
職種は違えど、
同じようなことを言ってる人たちに出会うようになりました。
そういう人たちとやり取りしていると、
入口や視点は違えど、
なぜか着地点が一緒になる。
もうそれが面白くて、面白くて、
ハッとすることばかりです。
(てか、みんな忙しいはずなのに何であんなに高速で返信が来るんだろう?笑)
先日も
医師の横地真樹先生、
歯科医の篠原たくや先生
助産師の岸本玲子さん
同じく助産師の柴田星子さん
うちの協会の塚田祐子りん
とzoomで喋っていたのですが、
自然と
・乳歯の虫歯について
・舌小帯について
・親子の縁について
・妊娠について
などの話題になり、
気付けば2時間経っていました。
話をしながら、やっぱり「専門家」の話は面白いなーと思っていたんですが、
「ふと、何がこんな面白いんだろう?」
と思った時に、
そういえば、うちに来られるクライアントさんも
料理家、建築家、音楽家、エンジニア、俳句の先生とか
パッと浮かんだだけでも同じようなこと言ってる人が沢山います。
もしかしたら、「専門家」って
その分野しか知らない人
ではなく、
その分野を入り口に途方もない摂理みたいなものを知りたいと思っているエゴイスティックな人
のことを指すんじゃないかな?
と思いました笑
専門家になりたいなと思ってこの道に入り、
専門家になんかなりたくないと思ったりもしたけど
やっぱり専門家でいたいなーと思う軸のない僕ですが、
色んな人に刺激をいただきながら、
途方もない摂理にワクワクする気持ちがずっとあるので、
専門家と言われるように精進し続けたいなと思いブログに書かせていただきました。
いつもながら長文・乱文にも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございます。
中壽賀宣行
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それと、上記のメンバーで
『カラダの常識 それって本当?』
というイベントをすることになりました。
今回は『こども編』と題して、
こどもにまつわるあれこれを喋りたいと思います。
僭越ながら僕も参加させていただきます。
きっと色んな視点からカラダを見ると、
今の悩みが悩みじゃ無くなったり、
僕みたいにハッとすることが多々起こると思います。
また、きっとあちこちに同じような想いを持たれてる方が沢山いると思うので、
そういう方達とも意見交換できたら嬉しいなと思っております。
日時は12月14日で、
11月1日募集開始です。
よろしくお願い致します。